Kubernetesの初学者向けイベントに参加したはなし
仕事が一段落したこともあり、身も心も余裕ができたタイミングで良い巡り合わせだったので記録しておく。
「一晩でKubernetesを覚えて帰ろう。ワンナイトBootCamp! -- cndjp#10」
というイベントです。
最初にぼくのKubernetesとコンテナ技術との関わり具合をざっくりしたためておくと
- 3-4年ほど前にDockerを使ったサービス開発に携わる。
オーケストレーションツールなし。 - 直近は別案件で開発環境にDockerを利用。
ただしチーム全体での導入はせずチーム内の有志のみ。 - 業務でのマネージドサービスの利用経験なし。
- KubernetesはMinikubeを少し触った程度。
という初学者全開の状況。
まさに自分のためのイベント。
参加の目的
次はDockerもっとうまく使いたいなと思いつつも、Kubernetes知らずに走るのは流石に無謀じゃね?と気持ちと、業務で使う上での説明材料探し。
有用性をどれだけ熱く語れるようになるかは一番大事なポイント。
各発表について
イントロ
そもそも何故オーケストレーションが必要か?というところから。
Dockerを個々に管理するのは、数台のコンテナだけでも面倒さ具合は身に沁みてたので素直に腹落ちする。3年前に入門してたらいろいろ楽だったかなーと回想しつつ聞いた。
Kubernetesの基礎
全体像と用語の理解。Cluster内の構成、componentの役割について。API Serverの冗長構成の重要性を得る。
管理責務はざっくり以下の理解
Deployment
-> ReplicaSet
-> Pod
-> Container
特に、ReplicaSet, Podについては自分で動かして試したい。
動いているところを見てみよう
実際のターミナルをみんなで見る。
テスト用のREST APIは人それぞれで面白い。自分も少し個性を出して遊ぼうと自分で使いやすいように作ってみようと思えるデモだった。
内容的には、RollingUpdateとconfigureすることでのManifestと実態の同期はお作法としてまず覚えることにする。
Kubernetesのアーキテクチャと発展的な使い方
vtuber推しからAPI Serverを中心としたControl Loopのおはなし。発展的な使い方はどこへ。
kubectl runの裏で走るAuthenticationやAdmission Controlの挙動を掘っていくディープな内容。入門レベルの自分にはハイブローだったが、動作を知っておくに越したことはないので、また少し触ったタイミングでスライドを改めて見させて貰おうかと思う。
まとめ
これだけ初学者向けってのもあまり無いと思うので非常にありがたいイベントでした。
一方で、個人的にはここから具体的に利用するために課題を整理していかなくては。
- とりあえず試す
- k8s+DockerでのRDBMSサーバの扱いやユースケースorベストプラクティス
- オンプレ環境での活用方法
- チームメンバーの学習の流れ
- これらを踏まえたk8s導入メリデメ説明
- とりあえず試す
運営の皆様ありがとうございました。